バイク用携帯ハーフカバー 「 cap02暁 」 誕生秘話 |
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| 製作日数190日 男達の汗と涙の結晶はこうして生まれた! |
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| 当店でしか購入できない商品として、話題を集めている「CAP.02暁」。旅先でバイクをいたわるハーフカバーとしてだけではなく、荷物を守る防水カバーとしてや、キャンプで寒い時にシュラフの保温性能を上げたりと、携帯性に優れながらもさまざな用途に使えるこの携帯ハーフカバーはどのようにして誕生したのか。その開発秘話をお伝えしよう。 | ||
第1章 発想 |
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| そもそもこのカバーを発想した人間は二人。常日頃から旅とバイクをこよなく愛し、ツーリング雑誌を作ることこそが生きがいとする、ツーリングマガジン「アウトライダー」編集長の菅生雅文と、その片腕である当店の店長、櫻井伸樹だ。 テントやシュラフなどの野営具を積んだ、自由きままなバイクの旅をメインスタイルとする二人は、仕事柄日本のみならず海外でもキャンプをすることが多い。そんな二人のなにげない会話からこのカバーが生まれた。 櫻井「僕のバイク、最近バックスキンのレザーシートに張り替えたんですよね。このシート、腰の位置がぐっと決まって本当に最高なんですけど、雨に濡れたあとだといつまでも乾かなくて、パンツまで濡れてしまって困るんですよね。常に大きな車体カバーを持っていくわけにもいかないし、本当にバイクの上だけでいいんで、雨や露からバイクを守ってくれるいいものはないですかね」 菅生「そうだね。キャンプしてて突然の雨のときなんかやっぱりバイクにシートとか被せたいよね。夜露もひどいときは本当にビショビショになるもんな。特に朝早く出発するときは拭かなくちゃいけないからね」 ![]() |
![]() 櫻井「野宿ツーリングの達人、寺崎さんは昔、テント横のバイクにもブルーシートを被せていましたよね。その愛車をいたわる気持ちって大事だと思うんですが、テントのフライシートの素材って防水性高いですよね。あれで車体カバー作ったらどうかなぁ。でもエンジンが熱かったら、あっという間に溶けてしまいますね」 菅生「フライシートは軽いし、薄いから小さくなるね。エンジンに触れないようにハーフサイズにしてみればいいんじゃないかな。そのほうがもっと小さくなるし」 櫻井「でも生地が柔らかいから、バイクにフィットさせるのが大変ですよ」 菅生「じゃあ、各所にループ付けて、ペダルやウインカーに細いコードで引っ張ったらいんじゃない?」 櫻井「どうせなら「暁cap01」(当時アウトライダーと読者で作ったオリジナルツーリングテント)のフライ生地を使って、暁と一緒にキャンプ場で張るときっといい感じでしょうね。それ、欲しい! さっそく作りましょう」 なにげない会話は弾みに弾み、妄想が加速していった。2003年の秋が深まる11月のことだ。 |
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第2章 設計 |
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| こうして「CAP.02暁」プロジェクトが始まった。 全体のデザインと各部の細かい処理など、設計図を起こし型紙を作る。既存の車体カバーを切りきざみ、アイデアを搾り出すうちに熱い討論が生まれることもしばしばだった。 スーパースポーツ、オフロード、アメリカンさまざまなバイクに合うように高い汎用性を持たせ、折りたたむと手のひらサイズにできるような薄くて丈夫な素材を探す。本体下部に付けるループの位置はどうするか? 防水性は? フィッティングは? 次々に起きる問題を一つずつ解決し、ついに設計図は完成した。 ![]() |
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第3章 失敗 |
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| 実際の製作はダンロップのツーリングテントを製作しているHCSに依頼することにした。HCSでテントを企画制作している佐藤裕一郎は、菅生率いる「へなちょこ探険隊」で副隊長を務めるアウトドアのスペシャリストだからだ。布モノは彼に任せれば間違いない。 設計図を見せ、佐藤の意見も反映し、また討論を繰り返す。 2004年春、佐藤が初めてのサンプルを事務所に抱えてやってきた。スタッフ総員が集まり、期待に胸が膨らんだ。さっそくそこにあったネイキッドにかけてみる。しかしループの位置がしっくりこない。カバーが車体にうまくフィットしないのだ。全体のラインもダラリとしていて美しくない。 「これではダメだ」 スタッフは落ち込んだ。 本当に理想のものができるのだろうか。誰もが一時そんな気持ちになったが、あきらめはしなかった。 |
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第4章 結実 |
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| 初夏になり、佐藤が2回目のサンプルを持ってきた。前作の改良を重ねたモデルだ。すぐ近くにあった菅生のHDローライダーに被せてみる。うまくいった。エンジンに触れることなく、上半分をすっぽりと包み、ループを通したラバーコードをステップや突起に掛けるとフィット感もいい。続いて櫻井のBMW−GSにも掛ける。これも問題ない。メーター周りからタンク、シートまでがきっちりと覆われている。続いてビッグスクーターも…OK。GSX-R1100は? 大丈夫だ。セロー? ぴったり。これはイケる。 色も実際に採用するオリーブで、バイクに被せると全体が引き締まって見える。自然に溶け込み、景色を壊すことなく、それでいてさりげなく男を主張するこのカラーリングに全員が納得した。 |
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