スペシャリストが語るツーリング用品の魅力

ストーブ編
旅先の食事をもう一工夫するにはストーブがキモ。

 長年キャンプ用ストーブ(バーナー)にはお世話になっている。始まりはコールマン・ピーク1だっただろうか。その後はEPIガス・ストーブ。現在はZIPPO社のZI-999 WPS-Sというモデルを愛用している。理由は2つだ。
ひとつはいつも旅の相棒を努めてくれる寺崎さんがガソリン・ストーブを使用しているから、点火・消火の簡単なガス・ストーブが重宝すること。もう一つの理由は私が愛煙家(最近は嫌われモノだが)であり、長年に渡りジッポーのライターを愛用しているからだ。
 ご存じのとおりジッポーライターは永久保証で質実剛健なイメージがある。残念ながらガス・ストーブにはそれほど剛健なイメージは持てないが、このセパレートタイプのストーブは大型のナベやフライパンを乗せても抜群の安定性を誇り、その火力は最大出力4,200kcalのハイパワーなのだ。分かり難いかも知れないがこのパワーは相当なモノで下手な家庭用を凌駕する。器具栓は炎の微調整が可能で煮込みなどでは重宝する。またガス漏れ防止や炎の立ち上がりを迅速に行うエミッションパイプなども装備されているが、ガスの気化が比較的低温に弱いのが残念である。今後の改良とブースター発売を望む。
太田 潤/おおたじゅん

1954年横浜生まれ。東京綜合写真専門学校在学中より伊藤秀太、赤掘益子の両氏に師事。写真集『MOTORCYCLE JOURNEY』などの他、アウトドアにも精通していることから『使えるロープワーク』(大泉書店)、『アウトドア・クッキング100メニュー』(成美堂出版)など多数の著作も持つ。ツーリングマガジン『アウトライダー』にて「ナチュラルツーリング」のカメラマンとしても活躍中。
http://home.catv.ne.jp/dd/otaworks/

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