スペシャリストが語るツーリング用品の魅力

テント編
林道ツーリングを積み重ねたうえで見えてきた、使いやすいテントとは。

 最新型のテントは使ったことがないので、私が現在使っている旧型の3人用の話をいたしましょう。
 私がテントに求める機能は張り易さと雨に強いこと。張り易さはダンロップの伝統、テント本体をポールに吊り下げる方式。前後にある広い前室は雨の日の煮炊きや、4人ぐらいのテント内宴会にも使える。前後にある入口が網戸(モスキートネットのことです)付きである上に両開きであるのも大変素晴らしい。真夏のキャンプにも使える上に温度調節もしやすい。欲を言って申しわけないのですが、縦方向のチャックをダブルにして(フライ含む)上からも開くようになるともっと換気性能が上がるのになあ。もう4年ぐらい使っているがトラブルらしいトラブルは、山の上の広場で台風みたいな大風に吹かれポールが折れて本体のペグを打つ部分が破れたことくらい。大雨にも大雪にも降られた経験があるが、防水処理などのメンテナンスをしたことがないにもかかわらず、雨漏りしたことは一度もない。価格の安さも性能のうち。
 この価格で全天候・オールシーズンに使えて丈夫なテントはそうあるものではない。一人でキャンプするには3人用だと少々重いのとかさばるのが気になるのだが欲をかいてはいけません。
寺崎勉/てらさきつとむ

1955年生まれ。武蔵野美術短期大学商業デザイン科卒。以来定職は持たず全国を旅する。
人生。林道を探して走ることと野宿キャンプにこだわる。著書に「さすらいの野宿ライダー」「どこだって野宿ライダー」「日本林道一周」「ナチュラルツーリング」「新・野宿ライダー」「野宿ライダー・田舎に暮らす」「ジムニー軽量化計画」など多数。ツーリングマガジン『アウトライダー』にて「ナチュラルツーリング」を連載中。

 ショップより
寺崎氏使用のテントは旅具屋で扱っているR224、R324の前モデルです。機能や仕様はさらに進化しておりますので、ぜひその性能をご堪能ください。

旅具屋
tabiguyacap-ltd.com